日本の産業構造が製造業からサービス業に移っている一方、人手不足がサービス業を直撃しており、宅配業や飲食業、小売り業は働き手の確保が難しい時代になってきています。
日本ならではのキメ細かいサービスは労働時間の短縮も妨げます。宅配業界の即日再配達、コンビニや飲食店の24時間営業など、顧客優先のサービスが長時間労働のもととなり、労働生産性向上の壁になっているとも言われますが、どこまでのサービスが必要なのでしょうか。
消費者のあらゆるニーズにきめ細かく応える日本型サービス。こうした優れたサービスは、労働生産性の数値に十分反映されていません。2015年の日本の労働生産性は、先進国で構成する経済協力開発機構(OECD)加盟35カ国中、20位にとどまります。
顧客満足はあらゆるビジネスにおける大原則ではありますが、日本のサービス業は優れたサービスをより低価格で提供し、消費者もそれを当たり前に思ってきたのではないでしょうか。質の高いサービスに対し消費者は適切な負担をし、企業も就業者の待遇改善を図る。「おもてなし」を日本の強みとして維持するためには、こうした社会的な意識改革が必要ではないでしょうか。
誰もが、サービスの受け手にもなれば、担い手にもなる以上、無視できない問題だと思われます。
そのような日本のサービス業を取り巻く背景を前提に、「こんなサービス・接客はあり?」、「24時間営業は必要?」、「このサービスの価格は妥当?」、「感動するサービスとは?」、「サービス業はどうあるべき?」といったことを徹底的に討論します!
【出演者】
≪MC≫ 千原ジュニア
≪パネリスト≫
飯田泰之(経済学者・明治大学政治経済学部准教授)、
鈴木涼美(作家・元セクシー女優)、鈴木拓(お笑い芸人・ドランクドラゴン)、
西本貴信(「おっさんレンタル」CEO)、はあちゅう(作家・ブロガー)、
ベリッシモ・フランチェスコ(料理研究家・エッセイスト)、
堀潤(ジャーナリスト・キャスター)、ミッツ・マングローブ(女装家)
≪進行≫ 島本真衣(テレビ朝日アナウンサー)
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