セクシャル・ハラスメントが新語・流行語大賞に選ばれたのは平成の始まった1989年でした。その後、「○○ハラ」と呼ばれる多種多様なハラスメントが年々認知、問題視されるようになってきています。
相手が不快に思い、相手が自身の尊厳を傷つけられたと感じるような性的発言・行動を指すセクハラ。
職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えるパワハラ。
ハラスメントは、離職やメンタルヘルスの問題につながる場合も多いことを認識し、国や企業も啓発活動を続ける必要があります。
一方、どこまではコミュニケーションで、どこからがハラスメントなのか、個々人のパーソナリティーによってもとらえ方は異なり、同じ人でも言われた相手によって感じ方は違うと思われます。例えば、スキンシップも、相手によってはセクハラ、相手によってはコミュニケーション、ときには恋心にもつながるかもしれません。
最近は、「こんなことを言ったら、○○ハラになるかな?」と過敏になり、ハラスメントと受け取られるのが怖くて発言できない状況もあるように思われますし、世代間のギャップも考えられます。
ひょっとすると、気にしすぎは、職場での部下の指導や仲間意識の醸成にマイナスの影響を与えたり、若者が恋愛に慎重になる風潮にもつながっているのかもしれません。
今回は、そのようなセクハラ、パワハラを中心とするハラスメントの現状から、「許せる!?許せない!?」線引き、範囲について、皆で考え、議論したいと思います。
【出演者】
≪MC≫ 千原ジュニア
≪パネリスト≫
乙武洋匡(作家)、SHEILA(モデル・タレント)、島田さくら(弁護士)、
鈴木涼美(作家・元セクシー女優)、千田有紀(社会学者・武蔵大学教授)、
高橋真麻(フリーアナウンサー)、 手島優(タレント)、時人(アーティスト・モデル)、
徳井健太(お笑いタレント・平成ノブシコブシ)、野崎大輔(社会保険労務士事務所代表)
≪進行≫ 島本真衣(テレビ朝日アナウンサー)
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